オンラインカウンセリングにおける有用性を探求

インターネットの普及が私たちの生活を大きく変えてきたことには変わりがありません

世界との距離を縮めるものであり医療においても多大なる恩恵を受けています

治療の形態も対面に加えてオンライン診療を行うクリニック(当院では対面での診療を重要視しております)やAmzonのようなインフラ構築を得手としているオンライン薬局の存在から電子処方箋の導入など私たちも医療DXを患者さまや仕事に縛られない生活を送るためにしっかりと勉強しいいものかどうかを見極め導入していく必要を感じております

本日は、ネット依存の問題がありnagative impactを抱きやすいインターネット利用についての海外での「オンラインカウンセリング」と「感情コントロール」におけるRCTにおける論文をご紹介致します。

Targeting maladaptive anger with brief therapist-supported internet-delivered emotion regulation treatments: A randomized controlled trial1)

セラピストが支援する簡単なインターネットにおける感情調節治療で怒りをターゲットにする: 無作為化比較試での評価

OBJECTIVE : To evaluate the relative impact of three brief therapist-supported internet-delivered emotion regulation treatments for maladaptive anger (mindful emotion awareness [MEA], cognitive reappraisal [CR], and mindful emotion awareness + cognitive reappraisal [MEA + CR]) and to test whether baseline levels of anger pathology moderate treatment outcome

目的不適応な怒りに対する3つの簡単なセラピストが支援するインターネット配信の感情調節治療(マインドフルな感情認識[MEA]、認知的再評価[CR]、およびマインドフルな感情認識+認知的再評価[MEA + CR])の相対的な影響を評価し、怒りの病理のベースラインレベルが治療結果を緩和するかどうかをテストする

METHOD : Treatments were evaluated in a randomized controlled trial. In total, 234 participants (59% female; mean age = 41.1, SD = 11.6) with maladaptive anger were randomized to MEA (n = 78), CR (n = 77), or MEA + CR (n = 79). Self-reported primary and secondary outcomes were followed up at primary endpoint, 3 months after treatment termination (88% retention). Primary outcomes were also assessed weekly during a prolonged baseline phase (4 weeks) and an active treatment phase (4 weeks).

方法 : 無作為対照試験で治療を評価した。合計で、23​​4 人の参加者 (59% 女性; 平均年齢 = 41.1、SD = 11.6) の不適応な怒りが、MEA (n = 78)、CR (n = 77)、または MEA + CR (n = 79) に無作為に割り付けられました。自己報告による一次および二次アウトカムは、治療終了後 3 か月の主要エンドポイントで追跡調査されました (88% の維持率)。主要アウトカムは、延長されたベースラインフェーズ (4 週間) と積極的な治療フェーズ (4 週間) の間も毎週評価されました。

RESULTS : At the primary endpoint, the MEA + CR was superior in terms of anger expression (d = 0.27 95% confidence interval, CI [0.03, 0.51]), aggression (d = 0.43 [0.18, 0.68]), and anger rumination (d = 0.41 [0.18, 0.63]). MEA + CR was particularly effective in reducing anger expression (d = 0.66 [0.21, 1.11]), aggression (d = 0.90 [0.42, 1.39]), and anger rumination (d = 0.80 [0.40, 1.20]) for individuals who reported high values (+1SD) of the outcomes at baseline.

結果: 主要評価項目では、MEA + CR は、怒りの表現 (d = 0.27 95% 信頼区間、CI [0.03、0.51])、攻撃性 (d = 0.43 [0.18、0.68])、および怒りの反芻に関して優れていました。 (d = 0.41 [0.18、0.63])。 MEA + CR は、怒りの表現 (d = 0.66 [0.21、1.11])、攻撃性 (d = 0.90 [0.42、1.39])、および怒りの反芻 (d = 0.80 [0.40、1.20]) を報告した個人に対して特に効果的でした。ベースラインでのアウトカムの高い値 (+1SD)

CONCLUSIONS : Brief therapist-supported internet-delivered MEA and CR treatments are effective interventions for maladaptive anger. Combining MEA and CR is especially effective in reducing anger expression and aggression, particularly, in individuals who report higher levels of initial anger pathology. The present study highlights the importance of emotion regulation as an important treatment target for reducing maladaptive anger. (PsycInfo Database Record (c) 2022 APA, all rights reserved).

結論: 簡単なセラピストがサポートするインターネット配信の MEA および CR 治療は、不適応な怒りに対する効果的な介入です。 MEA と CR を組み合わせることは、怒りの表現と攻撃性を軽減するのに特に効果的であり、特に初期の怒りの病状のレベルが高いと報告している個人に有効です。本研究は、不適応な怒りを軽減するための重要な治療標的としての感情調節の重要性を強調しています。

マインドフルネスならびに認知の再構成(認知行動療法)は感情的危機の「初期」に導入することがオンラインであっても有用。「初期」に治療導入という点は人間の感情の恒常性を維持し気分変容に左右されない生き方を模索していくなかでとても大事なことでしょう。また対面でのカウンセリング料金は通常30分3000円から5000円程度でありオンラインは対面と比較し平易な環境設定となるため法外な値段とならないことまた、感情的危機状態であれセラピストが臨床心理士(公認心理士)であることが重要です

1) Johan Bjureberg et al;    Journal of consulting and clinical psychology. 2022 Nov 21; doi: 10.1037/ccp0000769.

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