― 精神科でみる“ストレス性頭痛”と心のサイン
「頭が重い」「こめかみが締め付けられる」「夕方になると頭痛が悪化する」
こうした頭痛の相談は、川崎市のような都市部に限らず全国的に増えています。
実は、頭痛の中には 精神科と深く関係するタイプ があり、
うつ病・適応障害・発達障害(ASDやADHD)・休職中のストレス・依存症(ネット依存やアルコール依存など) と関連して悪化することが知られています¹⁾²⁾。
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頭痛には「脳の病気」以外の原因が多い
頭痛というと脳の病気を心配される方が多いですが、
実際には ストレス・自律神経・睡眠・メンタルの状態 が大きく関わっています。
精神科でよくみられる頭痛は主に次の3つです。
① 緊張型頭痛 ― ストレスで肩・首が固まり発生
最も多い頭痛で、
• 頭が締め付けられる
• 夕方に悪化する
• 肩こり・首こりを伴う
といった特徴があります。
ストレスが続くと筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こります¹⁾。
特に、
• 仕事のストレス
• 休職前後の不安
• 発達障害(ASD/ADHD)の方の疲労蓄積
• 長時間のスマホ・PC(ネット依存傾向)
で悪化しやすい傾向があります。
② 片頭痛 ― 自律神経の乱れと関連
片頭痛は「ズキズキする痛み」が特徴で、
光・音・においに敏感になり、寝込むほどの痛みになることもあります。
精神科領域では、
うつ病・不安症・双極性障害(躁うつ病) と片頭痛が併存しやすいことが知られています²⁾³⁾。
気圧変動(梅雨・台風)で悪化する方も多く、
南武線沿線でも季節の変わり目に相談が増える傾向があります。
③ 心因性頭痛 ― 心の負荷が“痛み”として現れる
強いストレスや不安が続くと、
脳が「痛みの回路」を敏感にし、頭痛として現れることがあります。
• 職場の人間関係
• 過度な責任感
• 休職への迷い
• 家族介護の負担(認知症介護など)
• 発達障害による生活のしづらさ
こうした背景があると、頭痛が慢性化しやすくなります³⁾。
頭痛が“メンタルのサイン”として現れる理由
● 自律神経が乱れる
ストレスが続くと交感神経が過剰に働き、筋肉が緊張し、頭痛につながります¹⁾。
● 脳の痛みの感受性が上がる
うつ病・不安症では、脳が痛みに敏感になりやすいことが研究で示されています²⁾。
● 睡眠不足・生活リズムの乱れ
発達障害(ASD/ADHD)やネット依存の方は睡眠リズムが乱れやすく、頭痛の原因になります。
今日からできる「頭痛 × メンタルケア」3つの対策
① 首・肩の緊張をゆるめる
• 1時間に1回ストレッチ
• 深呼吸
• 湯船につかる
筋緊張が和らぐと、緊張型頭痛は大きく改善します。
② 生活リズムを整える
• 朝の光を浴びる
• 寝る前のスマホを控える
• 就寝・起床時間を一定にする
自律神経が整い、片頭痛や心因性頭痛の予防になります。
③ “痛み日記”をつける
• いつ痛むか
• 何をしていたか
• 気分はどうだったか
これを記録すると、
ストレス・睡眠・気圧・生活習慣との関連が見える化 され、治療に役立ちます。
当院は武蔵小杉から近隣にございます。
中原こころのクリニック精神科専門医とともに
頭痛は「脳の病気」だけでなく、ストレス・自律神経・メンタルの状態と深く関係します。
うつ病・適応障害・発達障害・双極性障害・認知症・依存症など、精神科疾患と併存する頭痛は珍しくありません。
「頭痛が続く」「気分の落ち込みと頭痛がセットで起こる」場合は、早めに相談することで悪化を防ぐことができます
1. Bendtsen L. Central sensitization in tension-type headache. Curr Pain Headache Rep. 2003;7(6):460–465.
2. Breslau N, et al. Migraine and major depression: a longitudinal study. Headache. 2003;43(7):715–722.
3. Cathcart S, et al. Stress and chronic headache. Cephalalgia. 2010;30(10):1250–1257
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