休暇明けの過ごし方 中原こころのクリニック精神科専門医の視点

私たちは 休暇明けに「心と体のギャップ」が起きやすいようです

休暇明けに

•            朝起きられない

•            やる気が出ない

•            仕事に戻るのがつらい

といった相談が毎年中原こころのクリニックでは増えます。

これは“怠け”ではなく、

休暇中に緩んだ自律神経と、日常のスピードのギャップが原因です。

研究でも、休暇明けは脳の切り替えに大きなエネルギーが必要で、

気分の落ち込みや倦怠感が出やすいことが示されています¹⁾²⁾。

■ なぜ休暇明けはつらくなるのか?

● ① 緊張からの反動

休暇前まで頑張り続けていた人ほど、

休みで緊張が解けた瞬間に疲れが噴き出します。

これは自然な反応で、むしろ“回復が始まったサイン”です³⁾。

● ② 生活リズムの乱れ

•            夜更かし

•            朝寝坊

•            食事時間のズレ

•            スマホ時間の増加

これらは自律神経を乱し、

休暇明けの倦怠感・不安感・集中力低下につながります。

● ③ 現実とのギャップ

楽しい休暇 → 日常のタスク

この落差がストレスになります。

特に旅行や帰省で非日常を味わった人ほど、

日常への戻りが重く感じられます。

■ 休暇明けに出やすいサイン

•            朝起きるのがつらい

•            食欲の変化

•            イライラ・不安

•            集中力の低下

•            仕事に対する抵抗感

•            眠れない

•            ぼーっとする時間が増える

これらが1〜2週間続く場合、

5月病・適応障害・うつ病の初期症状の可能性があります。

■ 今日からできる「休暇明けの過ごし方」

● ① 朝のリズムを整える(最優先)

•            起床時間を一定にする

•            朝日を浴びる

•            軽いストレッチ

これだけで体内時計が整い、

気分の安定につながります。

● ② 仕事は“慣らし運転”でOK

休暇明けはフルパワーで動く必要はありません。

•            午前中は軽めのタスク

•            重要な仕事は後日に回す

•            深呼吸しながらゆっくり進める

これが最も効率的です。

● ③ 休暇の“良い記憶”を味方にする

•            写真を見返す

•            友人と話す

•            次の楽しみを予定に入れる

ポジティブな記憶は、

脳のドーパミンを高め、活力につながります⁴⁾。

● ④ SNSを控える

他人の“充実した休暇”を見ると、

比較して落ち込みやすくなります。

休暇明けはSNS断ちが効果的。

● ⑤ 小さな「できた」を積み重ねる

•            メールを返せた

•            出社できた

•            朝ごはんを食べられた

これらを“成功体験”として扱うことで、

脳の活性化エネルギーが高まり、

日常への復帰がスムーズになります⁵⁾。

■ 受診を検討すべきタイミング

•            2週間以上気分が重い

•            朝起きられない

•            眠れない

•            不安が強い

•            仕事に行けない

•            涙が出る

クリニック近隣である溝の口周辺などでも、

休暇明けの不調から適応障害やうつ病に移行するケースが増えています。

■ まとめ

休暇明けのつらさは“自然な反応”であり、

心と体が日常に戻るための調整期間です。

焦らず、

•            朝のリズム

•            小さな達成

•            SNS断ち

•            ゆるやかな再始動

を意識することで、

心の負担は大きく軽減します。

1 しんしん心理研究所「長期休暇明けに気をつけたいメンタルヘルス」

2りんかい月島・豊洲クリニック「休み明けのつらい気持ちの原因」

3 世田谷心理カウンセリングルーム「連休明けのくずれやすいメンタル」

4 FNNプライムオンライン「連休明けのつらさとドーパミン」

5 協会けんぽ「休暇明けの心の管理」

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