心の問題を自覚した際に、どのような時に医療機関を受診した方が良いかの目安について、重要なポイントを絞ってご説明します。
ご自身の心の状態について心配になった時、医療機関を受診するべきかどうかの判断は難しいものです。一般的には、以下の様な状態が続く、または悪化するようであれば、専門家への相談を検討するべきと言われています。
気分の落ち込みや意欲の低下が続く場合:(主に抑うつ的)
以前は楽しめていたことに興味がなくなった。
何をするのも億劫で、疲れやすい。
気分が沈んで、涙もろくなった。
自分には価値がないと感じるようになった。
不安や緊張が強く続く場合:
理由もなく不安になったり、ドキドキしたりする。(主に不安な時)
ささいなことが気になって、落ち着かない。
人前に出るのが怖い、または苦痛に感じる。
パニック発作(動悸、息苦しさ、めまいなど)を繰り返す。
睡眠に関する問題がある場合:
社会的行動において支障が生じている場合(不登校や出勤に支障が出ているとき)
なかなか寝付けない、または途中で目が覚めてしまう。
朝早く目が覚めて、その後眠れない。
寝ても疲れが取れない。
食欲や体重の変化:
食欲が極端に増えた、またはなくなった。
短期間で体重が大きく増減した。
思考や集中力の低下:
現実見当識や判断力が低下しているとき(日常生活において思考がまとまらないとき)
考えがまとまらない、集中力が続かない。
物事を決めるのに時間がかかるようになった。
体調不良が続く場合:
頭痛、腹痛、倦怠感など、原因がはっきりしない体の不調が続く。(他科で疾患を身体的否定されたとき)
これらの症状が、ストレスや心の状態と関連していると感じる場合。
日常生活に支障が出ている場合:
仕事や学業に集中できない、または行けなくなった。
家事をするのが困難になった。
友人や家族との交流を避けるようになった。
自分を傷つけたい、または死にたいと思うことがある場合:
このような考えが頭から離れない場合は、すぐに専門機関に相談してください。
精神科専門医が望ましいですが場合によってはご本人さまがアクセスしやすい医療機関に早急に受診することが優先される場合もあります。中原こころのクリニックは川崎市武蔵中原駅前、武蔵小杉や溝の口からも近隣にありますが遠方よりいらっしゃる患者様もいます。かかりつけ制であり四ノ宮基医師が対応致します
これらのサインはあくまで目安であり、全てに当てはまらなくても、ご自身の心の状態に不安を感じる場合は、遠慮なく医療機関を受診してください。精神科や心療内科では、専門の医師があなたの話を聞き、適切なアドバイスや治療を提供してくれます。
受診を迷う場合は、地域の精神保健福祉センターやいのちの電話などの相談窓口に電話してみるのも一つの方法です。
ご自身の心を大切に、つらい時は一人で抱え込まずに、専門家の力を借りることを考えてみてください。
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