母子支援施設 支援者会議

母子寮をご存知ですか?法務、経済、医療的事由に基づく困難な環境にて母子の生活と命を守るための集合住宅です。日々の生活を脅かさられる人を短期で擁護する『シェルター』とは異なり、中期的に生活する環境のもと社会的自立を目指す大きな『家』です。


精神科医となり虐待児の擁護に関わってきました。主担当医や通報者であっても母子や児童の行方は分かりません。情報は徹底に統制され医療者として不完全燃焼なままに終わり、より良い支援はなかったのか常に疑問に感じておりました。あの子は今元気なのだろうか?という世界なのです


母子支援支援、通称『母子寮』から診察の依頼を受け、治療を続けてきましたが、症状に対応する私自身の非力さのみを実感する恥ずかしい限りでした。私が治療に関わっても母子寮から外の世界に出ていけるとは到底思えなかったのですそして母子寮に継続して滞在することは出来ませんたくさんの問題を解決するには時間が足りません実務的に未来がある母子の為にできることはないかと考えて、細い糸の支援を結んでロープのような切れない綱に変えたい。地域医療、就労、教育に関わる支援者にお声掛けさせていただき支援者会議を開催しました。参加者は開業して知り合った汗をかいて仕事をされていらっしゃる方々です


•ハートフル川崎病院

•河合クリニック

・中原こころのクリニック

•訪問看護ステーションデライト

•訪問看護ステーションあいず

•NPO法人若者就労支援ブリュッケ

•就労移行支援ウェルビー溝の口センター(敬称略 順不同)


施設長から施設の担う社会的役割、過不足点を登壇して説明していただきそれぞれの事業所がセグメントで支援出来そうなことを話し合う熱く温かい会議となりました。この日はGWの狭間の5月2日であり参加希望がある行政の上流、下流担当者や公的病院連携室は不在となりましたが参加希望者が多く当院で行う予定でしたが、急遽会議室を借りて議論を重ねました。競業である河合クリニック様や訪問看護ステーション同士の顔を合わせたのは患者様に医療や福祉・教育のサービスを選ぶところからご自身の意思がのる人生の支援をしたいとの思いからです。町医者が出過ぎた真似をと思われるかもしれませんが、町医者だから地域特性に合わせた多職種連携の重要性を実感しています
連休中のなかご参加いただいた皆様、ご多忙でありお時間を頂き、心より感謝致します。ありがとうございました

武蔵中原駅から徒歩1分の心療内科 “中原こころのクリニック”

「失われた自分らしさ」を取り戻し、心身ともに健康な姿をめざしませんか?

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